20世紀最大の巨匠の一人であるアンリ・マティス(1869〜1954年)。豊かな色彩で大きなインパクトを与えた絵画はもちろん、後半生の大半を過ごしたニースでは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組んだ。本展はマティスが晩年、精力的に取り組んだ切り紙絵に日本で初めて焦点を当てた展覧会で、長い芸術家人生で最後に到達した記念碑的な表現に迫る。また、ニース市マティス美術館のメインホールで来場者を迎える切り紙絵の大作「花と果実」が、本展のために修復を経て初来日する。
© 2024 Japan Living Guide. All Rights Reserved.