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国際バカロレアとケンブリッジAレベルの違いと学校の探し方

日本で教育を受けた後に海外の大学へ進学する場合や、途中で転入する場合、相手国で認められた教育を受けている必要があります。ここでは、国際的に通用する大学入学資格として有名な「国際バカロレア(IB)」と「ケンブリッジAレベル」について、それぞれの違いも含めてご紹介します。記事の最後では各学校の探し方(リスト)もご覧いただけます。

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国際バカロレア(IB)とは

国際バカロレア(IB)は、国際教育のリーダーとして、好奇心、知識、自信、そして思いやりのある生徒の育成を行ない、生徒が自分自身で学習を進め、将来すぐに役立つスキルを身につけ、急速に変化する世界で活躍できるようにすることを目的としています。

> IBとは?(文部科学省HP)

グローバル化に対応できる人材を育成するため、年齢に応じて以下のような教育プログラムを実施しています。

国際バカロレア カリキュラム

DPのカリキュラムは、コアと呼ばれる3つの必修科目と、6つのグループ(教科)及びから構成されています。DPコアを構成する3つの必修パートは、教育経験の幅を広げながら、知識とスキルの応用に挑戦することを目的としています。

3つの必修コア科目

1) 知の理論
2) 課題論文
3) 創造性・活動・奉仕

6つの科目

1) 言語と文学(母国語)
2) 言語習得(外国語) 
3) 個人と社会
4) 理科
5) 数学
6) 芸術

https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/dp/

ケンブリッジ A Levelとは?

毎年、世界中の何万人もの生徒がCambridge International A Levelの資格を得て有力大学に入学を認められています。カリキュラムの内容により、深い教科知識と自立した思考力が養われます。

https://www.cambridgeinternational.org/jp/programmes-qualifications/

ケンブリッジ A Level カリキュラム

50を超える豊富な科目があり、ほぼ自由に選択することができます。必修科目がないため、科目を絞って専門性を高めることも、複数の科目を学ぶことも自由です。子どもたちが自分で選択できるようにすることで、自主的に勉強に励むようになります。ASレベルでは4科目、Aレベルでは3科目を履修するのが一般的です。イギリスの大学では、Aレベル3科目が標準的な入学条件となっています。

参照:Cambridge International AS & A Level 大学へのガイド

国際バカロレア(IB)、ケンブリッジAレベル、日本の偏差値

国際バカロレア(IB)、ケンブリッジAレベル、日本の偏差値の相関図は以下の通りです。

* 国際バカロレア(IB)は6科目+コア科目の合計値、A-Levelは3科目の成績を人数比で対比
* 偏差値は人数比から正規分布表より世界で生きる教育推進支援財団が独自に試算した数字であり参考値


参照: 日本の大学入学審査におけるCambridge International AS & A Levelの活用推進について

日本にある国際バカロレアとケンブリッジ認定校を探す

国際バカロレア、ケンブリッジの両サイトには、日本国内にある認定校が掲載されています。また、ケンブリッジの国際教育プログラムはオンラインで受講することも可能です。

日本国内にある国際バカロレア認定校一覧

https://www.ibo.org/programmes/

日本国内にあるケンブリッジ国際教育プログラム認定校一覧

https://www.cambridgeinternational.org/


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